- 島田での暮らし
- 2024.02.02
島田で気づいた「食」の在り方 移住者ブログvol.10
- 2022. 03. 30
- 島田での暮らし
今回インタビューしたのは、家庭の味研究家の提坂弥生さん。
9年前に結婚を機に島田市へ移住し、料理教室などを開催する「提坂研究所」を運営しています。
結婚を機に島田市へ
滋賀県出身である提坂さんは、大学入学と同時に静岡県静岡市へ引っ越してきました。
大学卒業後、静岡市の料理教室へ就職。島田市出身の夫と出会い、結婚を機に島田市へ住むことに。
独身の時は藤枝市に勤務していたこともあり、近くの島田市に住むことにはあまり抵抗はなかったのだそう。
また、提坂さんの地元は中山道にある高官宿という宿場町だったので、同じ宿場町である島田市は雰囲気が似ていてどこか懐かしく、なじみやすかったといいます。
住み始めた当初は家族以外の知り合いはいませんでしたが、「島田の人たちはおだやかでゆ優しい印象。」と、次第に提坂さんの知り合いの輪は広がりました。
「地元で育ち、今も暮らしている島田の人は、昔からのつながりが強い」と提坂さん。地元の人に、一つ何か聞けばその質問に答えられる誰かに辿り着ける人脈や情報に助けられています。
島田で始めた「食」の仕事
結婚後、勤めていた料理教室を退職し、島田市で子育てに専念した提坂さん。
その後子育てをする中で、これまで以上に「食」への意識が高まり、改めて、「食」の大切さを感じ、「提坂研究所」を開業。
伝統調味料を中心とした料理教室、レシピ制作、商品開発・企画、イベント企画などさまざまな「食」に関わるプロジェクトを手掛けるようになりました。
田んぼや畑も多く、身近なところで収穫された食材が手に入る島田市。
「食」に携わってきた提坂さんが無意識にずっと望んでいた地産地消の安心・安全な食材がこんなにも身近にあったんだと、島田市に住み始めて気がついたといいます。
今、提坂さんがお世話になっているのは東光寺にある「そのだ農園」。
約40年前から有機栽培を手掛ける農家で、家から5分ほどの距離にあります。
お水、お茶、みかんを中心に、通年、季節に応じた様々な食材を自然と調和しながら有機栽培で営むそのだ農園の取組は、提坂さんが求める「食」の在り方そのものでした。
いつも自然と一緒
島田市に移住して大切なものに気がついた提坂さん。それは「食」を通して自然を身近に感じる暮らしをすること。そして、見晴らしの良い大井川の景色と美味しい食材があることが、ここに暮らせてよかったと思う大きな要素だといいます。
「子どもたちが自然の中で遊びながら、自分たちの「食」に関心をもつきっかけになってほしい」と提坂さん。
地域の人たち(大人)、子どもたち、みんなが一緒に遊んで学びあえる「森あそびのまなび場(通称:森びび)」を企画しています。
主に、親子で田植えをしたり、東光寺での里山遊びを楽しんでいます。
自然との暮らしを大切にする島田の若い人たちを育てていきたい、いつか東光寺を有機の里にしたいと願うそのだ農園さんの熱い想いを提坂さんはサポートし、「そんな島田市東光寺になったらいいな。」と、今後の展望も語ってくれました。
子育てにうれしい環境とサービス
「島田市は子育てがしやすい市」と移住前に市外の人から聞いていた提坂さん。
「移住前にそのような安心できる情報を聞くことができたのは心強かった」と話します。中でも、提坂さんが実際に利用してとても助かったサービスは島田市の育児サポーターの支援。
市の育児サポーターが、産前は計10時間、産後は生後6カ月まで30時間、計40時間無料で、家に来てくれ、育児の相談や赤ちゃんの見守りなど、お手伝いをしてくれます。
他にも子育てに関するサービスが充実していて、「島田市に住んでよかった」と実感しています。
「住んでご島田」は読んでおきたかった
「今回のインタビューで初めてこちらのサイトを知りました。移住前に読んでみたかった」と提坂さん。
「子どもと安心して暮らせるまちのこと、島田市に移住して活躍されている方々の情報が満載で魅力的なサイト」と感想を話してくれました。
提坂さんも、島田市に移住し、初めて起業をした一人として「こちらのサイトには、参考になるリアルな情報がある。」と移住を検討している人たちにオススメしています。
移住を検討している皆さんへ
「島田市は、子育てのサポートが手厚く、自然があふれています。安心安全な美味しい食材にも恵まれ楽しい体験ができるまちです。」
提坂さんが企画するイベントや活動には、市外の人も自由に参加できます。
移住を検討している人は、実際にどのような活動をしているか体験ができますので、まずは気軽に参加して人との輪を広げてみてはいかがでしょうか?