島田には年間通して移住者や親子で楽しめるお祭りやイベントがいっぱい! 移住者ブログ番外編①

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島田市では、移住者や親子が楽しめるさまざまな祭りやイベントが、1年を通して開催されています。四季を感じる祭りや、特産品や伝統に触れる祭りなど……思わず参加したくなる、島田の人々のあたたかさを感じる祭りを、先輩移住者のコメントも交えながら5つ紹介します♪

満開の桜と、SL列車や茶畑とのコラボレーションも!「かわね桜まつり」

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静岡県内でも桜の名所として名高い島田市川根町家山。辺り一帯には桜スポットが多数あり、毎年3月下旬~4月上旬にかけて満開の桜を楽しむ「かわね桜まつり」が開催されます。例年約5万人が県内外から訪れ、桜の鑑賞はもちろん、上質な川根茶が無料でふるまわれたり、特産品の販売や飲食の屋台が出店したり、マラソン大会が開催されたりと、さまざまなイベントが企画されます。

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長さ約300メートルの「桜トンネル」と、大井川鐵道(おおいがわてつどう)沿線に続く約1キロメートルの桜並木とSLは絶好のシャッターポイントです。

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さらにその近くの「家山川緑地公園」前には、約200メートルにわたって桜並木が続き、「桜トンネル」に対して「新桜トンネル」の愛称で呼ばれています。このほか、外周約1.2キロの野守(のもり)の池にはしだれ桜が咲き誇り、春の訪れを存分に感じさせてくれます。

「桜トンネル」「新桜トンネル」「野守の池のしだれ桜」はいずれも徒歩で巡れます。桜の期間中に増便される大井川鐵道のSL列車で訪れる人も多いそう。近くを流れる家山川の河川敷には、約200台が停められる無料駐車場があるので、車で訪れる際はそちらを利用して。

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車を走らせると、さらなる絶景スポットも。「桜トンネル」周辺から車で約10分の場所にある茶畑では、樹齢300年を超える一本桜「牛代(うしんしろ)のみずめ桜」が、堂々と佇んでいる様子が見られます。エドヒガンザクラの愛らしく小さな花びらが特徴です。

お茶のまち・島田市金谷 新茶の季節到来を告げる「金谷茶まつり」

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銘茶の産地としても有名な島田市金谷(かなや)では、2年に一度「金谷茶まつり」を開催。例年5月のゴールデンウィーク頃に新茶のシーズンを迎えることから、その前に新茶の始まりを祝い、感謝するために始まったそう。祭りは前夜祭と本祭を合わせて3日間行われ、金谷の町全体が会場に。市内外から例年約8万人もの人が訪れます。

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祭りの一番の見どころは「茶娘道中」。茶摘み衣装を着た茶娘数百人が、金谷音頭など5曲ほどの伝統的な踊りを披露しながら、金谷の町を踊り歩きます。茶娘は島田市民の女性で、踊りの練習は前年からスタートするなど、力が入っています。

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さらに、金谷を6つのエリアに分け、それぞれ屋台を繰り出し、引き回したり踊ったりして練り歩く「屋台道中」にも注目です。法被姿の若者たちの力強さと、茶娘たちのしっとりと穏やかな様子の対比が1つの祭りで見られるのも興味深いですね。

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新茶を祝うイベントならではの、手もみ茶のおもてなしも。お茶の葉を機械ではなく手でもんで煎茶にすることで、まろやかな味わいが楽しめます。特産品の販売やスタンプラリーなども実施しています。

「金谷茶まつり」は西暦が偶数の年に開催されていますが、コロナ禍で延期が続き、2023年4月8日(土)・9日(日)に5年ぶりに開催されます。市民をはじめ、根強いファンも心待ちにしていたイベントに参加して、お茶の魅力に触れてみては。

約8,000発の花火が打ちあがる夏の風物詩「大井川大花火大会」

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旧島田市と旧金谷町が合併する以前から、大井川の両岸で花火が打ちあがり、地元の人に親しまれてきた花火大会。合併後、より大きな規模で「大井川大花火大会」として1987年にスタートしました。

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約8,000発もの花火が打ち上げられ、家族連れや友人同士など、幅広い世代の約10万人が訪れる夏の一大イベント。大井川を挟んで両岸に会場を設け、左岸と右岸から交互に花火が打ちあがる様子は圧巻です。さらに、ラスト10分間は「超スペシャルスターマイン」と称して連続して花火が打ちあがり、迫力満点!屋台も出店するので、食べたり飲んだりしながら鑑賞するのもいいですね。

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広い範囲で花火が鑑賞できるのも、「大井川大花火大会」の魅力。大井川両岸の会場はもちろん、金谷の小高い丘にある「牧之原公園」もおすすめの鑑賞スポット。日本夜景遺産にも認定された美しい夜景をバックに花火が打ちあがる様子が見られるとあって、知る人ぞ知る一押しスポットになっています。

日本髪の美しさに触れる伝統と文化を継承「島田髷まつり」

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日本髪・島田髷(まげ)の発祥の地として知られる島田市。その貴重な文化や髷を結い上げる技術の保存・継承を目的に、毎年9月の第3日曜日に「島田髷まつり」が開催されます。結うシーンや年齢、結い方、かんざしのバリエーションなどで、35種にも上る島田髷。髷を結った80人の髷娘がおそろいの浴衣を着て、手踊りをしながら島田の町を練り歩く「髷道中」は必見です!

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髷娘のほとんどが、かつらではなく地毛を結い上げて参加しているというのも驚き。日本髪の美しさがより際立ちます。

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髷娘の後ろ姿で気になるのは、帯に差したうちわに書かれた文字。結われた髷の名称と結い上げた美容院の名前が書かれているそうなので、気になる髷があったらぜひうちわもチェックしてみて。

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「島田髷まつり」には市内外をはじめ、県外からも約3,000~5,000人が来場します。髷娘たちの美しい姿を写真に収めようと駆け付けるファンも多く、写真を撮る場所の確保も大変なほどにぎわいます。毎年100枚近く応募があるフォトコンテストも開催!市内の飲食店やお茶どころで休憩しつつ、生きた伝統の美しさを肌で感じてみて。

「島田髷まつり」公式ブログはこちら

「島田髷まつり」についてもっと知りたい方はこちら

島田の一大イベント!3年に一度の日本三奇祭「島田大祭」

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3年に一度、10月中旬の3日間にわたって開催される島田市最大のお祭り「島田大祭」。暴れ川として江戸時代の旅人たちを悩ませた大井川を鎮める「大井神社」の神様が、ふるさとへ里帰りされるお祭りです。

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1695年(元禄8年)から開催され、以来330年以上もの歴史を有する「島田大祭」は見どころが満載!着物の帯を両手に掲げ、特徴的な歩みでゆっくりと進む「大奴(おおやっこ)」や、4種の異なる踊りを披露する「鹿島踊り」、厳しいルールにのっとって運行される屋台などが目を引き、“日本三奇祭”の一つとしても知られます。

島田には年間通して移住者や親子で楽しめるお祭りやイベントがいっぱい! 移住者ブログ番外編①
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お祭りの目玉として特に有名なのは、元禄時代の絵巻をほうふつとさせる、3日目最終日の「神輿渡御(みこしとぎょ)」。大井神社を出発した神様を乗せたお神輿が、約1.7キロ先の神様のふるさと「御旅所(おたびしょ)」へと里帰りされ、その警護の意味も込めて大名行列や大奴、鹿島踊、5台の屋台が1日かけて通りを往復します。その様子をひと目見ようと、沿道にはたくさんの人が詰めかけ、祭りの雰囲気は最高潮に達します。

島田市で3年に一度の大イベントとあって、全国から幅広い世代が20万~30万人も訪れるそう。島田の人々の伝統への熱い思いがこもったお祭りに、ぜひ家族で参加してみて。

「島田大祭」についてもっと知りたい方はこちら

移住者から見た島田のお祭り

島田には年間通して移住者や親子で楽しめるお祭りやイベントがいっぱい! 移住者ブログ番外編①

島田市で催されるさまざまな祭りやイベントについて、「島田市博物館」に学芸員として勤務されている、移住者の岩﨑さんにお聞きしてみました。

「移住してまず感じたのは、島田の人のあたたかさです。1人で飲みに行くと、地元の人に声をかけてもらい、仲良くなって野菜や総菜をいただくことも多いです。島田市はもともと東海道の宿場町だったので、外からの人にも親切な地域柄が、代々伝わっているのかもしれませんね。そういった人のあたたかさとつながりが、島田のいろいろな祭りにも表れていると思います」。

2022年4月に島田市に移住して以来、「大井川大花火大会」「島田髷まつり」「島田大祭」を観賞したという岩﨑さん。移住者でもあり、学芸員でもある立場から見て、島田のお祭りにはどのような魅力があるのでしょうか。

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「大井川大花火大会は、その規模の大きさに驚きました!会場が勤務先の近くなので、同僚や周辺に住んでいる地域の人と一緒に話をしながら花火が見られて、とてもいい思い出になりました。移住前は東京に住んでいたんですが、島田の花火大会は人がそこまでごった返していないので、過ごしやすかったです」。

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「髷まつりは、先輩の学芸員さんが髷娘として参加されていたので見に行きました。従来の祭りは上の世代の男性が仕切っているイメージだったんですが、髷まつりは若い女性も多く、伝統的な祭りのイメージが良い意味で変わりましたね。また、大勢の髷娘さんが踊って、その周りを観客が取り囲んで見守る風景も珍しく、興味深いお祭りだと感じました」。

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「島田大祭は連日見に行きました。事前に祭り好きの人から、島田大祭の運営上のルールや見どころを聞いていたので、より楽しむことができたと思います。5つの屋台が競い合っている様子などは、屋台によって折り目正しかったり、にぎやかで盛り上がっていたり、実際に見に行くとさらに地域の個性みたいなものが感じられました」。

伝統的な祭りがあることは、移住者や市民にとってどのような影響があるのでしょうか。
「大人だけでなく、子どもも太鼓や踊りを習って祭りに参加することで、世代を超えて伝統に触れられるのは素晴らしいことですよね。子どもたちが将来、もし島田を離れることになっても、“地元の誇り”や“代名詞”と言えるものがあることは、喜ばしいことだと思います。私自身も、友人に『島田ってどんな場所なの?』と聞かれたら、トーマスのSL列車と島田大祭の大奴の写真を見せて、びっくりされています」と、笑みをこぼされていました。

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最後に、移住を考えている人に向けてメッセージをいただきました。
「“移住者が伝統的な祭りに参加するのは難しいのかな”と思う人もいるかもしれませんが、『ぜひ参加してほしい』と声を掛けられるくらい、島田は間口が広くて人があたたかいです。高齢化などで人手不足もあり、他の地域からの移住者もぜひ参加してほしい、というウェルカムな雰囲気があると思います。また、実際に移住してきて分かったことですが、島田には移住者が結構多いです。古民家カフェや古民家宿を運営している人もいて、補助金制度もありますし、自分のやりたいことがあれば後押ししてくれる地域です」。

島田の人のあたたかさに触れる祭りに、観客としてはもちろん、運営側の演者として参加してみるのも、島田の新たな魅力を発見できる良い機会になりそうですね。

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