- 島田での暮らし
- 2024.02.02
移住を機に、感性が活きるチャレンジ始めました! 移住者ブログvol.14
- 2022. 07. 20
- 島田での暮らし
今回は、愛知県から島田市伊久身地区に2021年4月に移住したSさんにお話を聞いてみました。
大井川流域の魅力に惹かれて移住
Sさんは、東京に住むお友達から「大井川流域が面白いよ」と教えてもらったことが島田市を知るきっかけになりました。
何度か遊びに来てみて、「山や川があって、鳥のさえずりが聞こえるこの地域で、畑をやりながら暮らしたい」という思いが募っていき、転職を考えていたことなどが移住をする後押しになりました。
生まれ育ち、子育てをしながら長らく看護師として働いて暮らした土地を後にして、島田市へ。
映画の撮影でも使われた古民家との出合い
住まいを探す時に、島田市の空き家バンクに登録したSさん。
担当になった市の職員さんが、Sさんの住みたい家の条件を細かく丁寧に聞いてくれて、いくつか候補をピックアップしてくれました。
何件かを見て回り、Sさんがたどり着いた現在のお家。映画「向日葵の丘1983年・夏」で、常盤貴子さん演じる多香子の在所として撮影に使われたお家でした。
居間からは、美しい茶畑と、奥には原生林の風景が広がっています。
一緒に住む息子さんとも、「この家だね。」と意見が一致したのだそうです。
「古民家のお掃除は大変だったけど、おかげでお家と仲良くなれました。」と、Sさん。
訪れた物件の中には、ホームページ上には載っていない物件もあり、実際に見て回ることはかなりの決め手になったそうです。
あたたかく迎えてくれた地域の人たちとの交流
ご近所の人たちとも、すぐに打ち解けることができたというSさん。
「伊久身の地域の人たちは、とっても温かくて、色んなことを教えてくれました。畑作りをしている時に、土づくりを教えてくれたり、苗を譲ってもらったりして本当に心強かった。」
きさくなSさんの人柄もあるのか、会う人会う人、温かい人ばかりといいます。
移住がきっかけで始めた、草木染めとハンドメイド品の販売
島田市へ来てから出合った、草木染め。自分で染めた布で、ちょっとした小物を作ることから始めたそうです。
「藍なら簡単に育てられるよと教えてもらったので、いずれは自分で育てた植物でも染め物をしたいと思っています。」
ロックミシンも買って、衣服作りにもチャレンジしています。
自然豊かな土地を通じて始めた手仕事と、研ぎ澄まされていく五感を感じて芽生えた思いを聞かせてくれました。
「人々の心が豊かになり、みんなが幸せで楽しく暮らせることを強く望むようになりました。人の幸せに貢献したいなって。幸せはいつも目の前にあるんだってことを感じています。作品を通じてでも、伝えて行きたいです。」
Sさんの素敵な作品は、島田市伊久身のビール工房「193 VALLEY BREWING」(旧 やまゆり)内で購入できます。
移住を考えている人にメッセージ
今思い返すと、数年前から、どんな家に住みたいか、そこでどんな暮らしをしたいのかを細かくイメージしていました。
実際に足を運んで、色々な家や土地を見に行くことが決め手になったので、その場所に行った時の、自分の感覚を大切にするとよいと思います。