「緑茶」のすべてを味わおう!島田市で出会える緑茶体験 移住者ブログvol.9
- 2022. 03. 18
- おすすめグルメ
「静岡といえばお茶!」というイメージがあると思いますが、その静岡の中でも島田市は指折りの緑茶の生産地。
「地球上でもっとも緑茶を愛する街」を自負するほど、緑茶への思いは並々ならぬものがあります。
そんな島田では目で、鼻で、舌で!ふとした日常の中でも、緑茶の魅力を身近に感じる機会がとても多いんです。
今回は島田で出合える緑茶体験をご紹介します。
新緑のじゅうたんに、お茶の香り! 新茶シーズンの島田はお茶一色
緑茶の生産量は全国4位(令和2年度時点)を誇る島田市。
茶畑が広がる風景は日常に溶け込み、特に珍しく感じるものではありません。そんな見慣れた風景が、一気に存在感を増すのが4月の終わりから5月にかけての新茶の時期。
萌黄色の柔らかな葉が一斉に芽吹いた新緑のじゅうたんは圧巻で、青空とのコントラストは美しいの一言。この時期、茶畑の中を車で走るときは、思わず車の窓を開けて深呼吸してしまうほど、最高に気持ちがいいんです。
摘んだ茶葉を加工する製茶場も多いので、街中を歩いていると、香ばしくて爽やかな何ともいえないお茶のいい香りに遭遇することもしばしば。新茶を飲むだけでなく、全身で新茶を味わうことができますよ。
ちなみに、茶畑の中にいくつも設置された背の高い扇風機のようなもの。このファンが何のためにあるのか、島田の人なら高確率で答えられるはず!
お茶関係者でなくても、お茶への意識は高めです(扇風機は防霜ファンという、上空の温かい空気を送ってお茶の葉に霜がつくのを防ぐ装置です)。
島田の新茶シーズンは、お茶を育てる人も作る人も飲む人も、みんなが待ち望む特別な季節です。
「島田茶」「金谷茶」「川根茶」 個性豊かな島田市3大ブランド茶
茶どころ島田市には「島田茶」「金谷茶」「川根茶」という3つのブランド茶があります。1つの市に3つのお茶の産地があるのは全国的にも珍しいことなんですよ。
産地ごとの気候や製法によって、味や色、香りもそれぞれ違います。
特に、鮮やかな緑が特徴の深蒸し茶として加工されることが多い「金谷茶」と、透明感のある黄金色の「川根茶」は、見た目の違い以上に香りや味わいに個性があるので、飲み比べてみるのもおススメです。
▼島田のお茶についてもっと知りたい方はこちら!
・島田市お茶サイト「静岡の茶処島田」
島田にはお茶好きの人も多く、お茶菓子に合わせて緑茶の種類を選ぶ人もいるとか!
「食事に合わせてスッキリ」「気分転換にガツンと」、それぞれの場面にぴったりのお茶がきっと見つかりますよ。ぜひお気に入りを見つけてみてください。
お茶屋さん直営CAFEで 緑茶の魅力を存分に!
おいしいお茶をゆっくり味わいたい、という人にイチオシなのが、お茶工場をリノベーションしたカフェ「MATCHA MORE(マッチャモア)」です。
お茶のおいしさをたくさんの人に感じてもらいたいと、若い茶農家さんたちが開きました。
こちらでは生産者さん厳選の緑茶の他、オーガニックの抹茶を使ったドリンクやスイーツを味わうことができます。
元お茶工場だけあり、周りは茶畑。緑に囲まれながらのんびり時間を過ごせます。
若い人だけでなく、地元のおじいちゃん、おばあちゃんもお茶を飲みながらおしゃべりしに来ることもあるそうです。
単にお茶を飲むだけでなく、お茶がつなぐ癒しの時間と空間を体験できますよ。
〇「MATCHA MORE(マッチャモア)」を経営する田村善之さん自身も移住者です!〇
・田村さんのインタビュー記事はこちら
この他にも市内にはお茶屋さんが手掛けるお店があるので、週末の緑茶カフェ巡りもおススメです。
緑茶を制するものは、島田を制す!?
色、味、香り。同じ緑茶にも違いがあること自体、なかなか知られていないもの。
でも島田に住んでいると、お茶の育った環境が目に見えるので、「茶葉がじっくり育つ寒暖差のある山間地では爽やかなうま味」、「日当たりのよいところでは、滋味豊かな味わい」といったようにそれぞれの特徴が何となく理解しやすいんです。
3つの産地のそれぞれの味わいの背景に、島田の多様な環境があることが分かると、緑茶が一段とおいしく感じられます。
島田に来たら五感をフル活用して、ぜひ緑茶の魅力を満喫してくださいね。