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トップページ > 島田暮らし > 島田市移住者インタビュー > 移住者インタビュー 萩下利雄・恵(茶農家 I・Uターン)

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萩下さんご夫婦は大学の元同級生。卒業後にそれぞれ就職されましたが、結婚を機に奥さんの恵さんのご実家のある川根に移住。

現在は会社を退職され、家業の茶製造販売の仕事をされています。

2人のお子さん(一男一女)と特産の川根茶を愛情込めて育てられています。

インタビュー時の雰囲気を残すため、なるべくそのまま記事にしています。

萩下さんご夫婦の「2段階移住」の経緯

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—–お二人は元々大学の同級生と伺いましたが、卒業後は県外に就職されたんですよね。

遼:恵さんは川根出身ですからUターンですけど、利雄さんは県外出身ですからIターンになりますね。
結婚して一度、川根町家山に移住した後、実家に戻られたので「2段階移住」と言えるかもしれません。

利:自分は結婚を機に川根に来たけど、もし何も川根に縁のない人だったら、仕事で来たり、村松さんみたいに「地域おこし協力隊」って制度を使ったり…。

恵:お茶の最盛期は短期のアルバイトで来る人もいるよね。

遼:島田市では協力隊以外でも移住の助けになるような制度がありますよ。県外からの移住なら「島田に住もう応援奨励金」っていうのがあったり、空き家を借りて住むときに補修が必要なら「空き家改修補助金」っていうのがありますね。

—–川根に移住して最初は実家ではなく、家山地区(実家から車で15分ほど)で生活されてたんですね。

利:そう最初はね。家山で1年くらいたった頃に長男が生まれて。

恵:私はその時は家山から通いながら実家を手伝ってたけど、子どもが小さかったから、事務仕事程度で。
でも帰るのが遅くなると、子どもが眠くてぐずってるのに家山に戻らなくちゃいけなくて。そこも大変といえば大変だったね。
それで、子どもの生活のためにも、お茶の仕事するにもやっぱり、実家の方がってことに。

利:生活費も二重にかかるもんね。

恵:そう、いくら家賃が安いって言ってもね。

「空き家バンク」がない状況で物件探し

—–川根に移住された時はまだ島田市の「空き家バンク制度」がなかったと思うんですが、どのように物件を探したんですか?

利:そこは、知り合いのツテだよね。

恵:私の以前のバイト先の方で、父の同級生でもあった人に紹介してもらって。私の場合は実家がこっちにあるから「移住」って言われるとちょっと違うのかもしれないけど。

利:そうだね。川根が初めての人よりは知り合いも多いもんね。

就職活動は「通勤範囲」を広げると上手くいく

—–川根に住んでる人は仕事探しはどうしてるんでしょう?

恵:仕事は、選ばなければ、あるのかな?

利:そうだねー。

恵:あと、川根にいても意外と遠くまで通えるよ。川根にいると川根の中で仕事探さないといけないような感じがするけど、島田市街や藤枝、焼津、掛川くらいなら近いよね。

利:それくらいなら普通だよね。自分も島田市街まで通ってたけど、車で40〜50分くらいだったかな。

▼参考サイト

島田市就職支援サイト|しまだのおしごと | 島田市就職支援サイト|しまだのおしごと

—–車で川根から島田市街に通うのに通勤の混雑ってあるんですか?

利:一部の橋が混むくらいかな?
でもバイパスがあるもんで、案外早く静岡市くらいまでなら行けちゃう。
バイパス便利だよね。仕事以外にどこか出掛けるにもよく使うよ。

恵:週末、バイパスでららぽーと(磐田市のショッピングモール)行ったり。浜松まで足伸ばしたり。

利:あとは金谷に行けば新東名乗れちゃうしね。

▼参考ページ

島田市の立地・特性 | 住んでごしまだ−静岡県島田市移住定住ポータルサイト

実家の茶業を継ぐという選択

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—–お二人は一度企業に就職後、退職されて茶業に就かれたんですよね?

恵:そう。大学が他県だったから、卒業後は実家を離れて就職したんだけど。
そこを退職して、最終的に1年間、研究施設でお茶の勉強をしてから本格的に茶業の手伝いを始めました。

利:自分は結婚後、しばらく金融関係の会社で働いてて、それから退職して茶業へ。脱サラだね。

恵:今は就農して4年? 畑作業も機械の使い方もだいぶ様になってきた! かな。

利:まだまだ勉強中だけどね〜。

恵:父はずっとお茶一本だったけど、今は一度企業に就職してから、就農する人も多いよ。

利:違う分野で経験したこともプラスになると思うよ。人脈も広がるし。

—–お茶関係の方の話を聞くと、茶業全体の景気はあまりよくないとも聞きますが?

利:確かに今の若い世代で、毎食、急須でお茶を淹れて飲むっていう人は少ないからね。

恵:うちのお客さんも年代が上の方が多いよ。

利:統計見ても、国内のお茶の消費量自体が減ってるし。でも最近はお茶の輸出が増えてきたよ。

恵:うちは自分達の茶畑で栽培したお茶を自家工場で製造・加工して直接お客さんに売るスタイルだから、輸出まではなかなか難しいけど…。
 お茶が売れないと在庫残って終わるからね。うちもお茶買ってもらう努力をもっとしないと。
 うちは売るのも人づてが多いから。村松さんにもいつもお茶を買ってもらってありがたいですけど(笑)

遼:いえいえこちらこそ助かってます(笑)

利:茶農家も高齢化で茶畑荒らしちゃう所もあるんだけど、うちも生産を増やそうとしてもやみくもに茶畑増やせないところがあって。
家族でやってるだけだから、増やしても手が回んなくなっちゃうし。管理が追い付かなくて品質が下がったら、本末転倒だもんで。

—–利雄さんはお茶のシーズン以外は他のところに仕事に行かれるんですか?

利:そう冬だけはね。金谷の会社で、2か月くらいやってるよ。週5,6くらい、フルタイムで。
その仕事は近所のおっちゃんのツテで見つけんたんだよね。いきなりうちに来て「今、ヒマだら?ちょっと手伝ってくれや!」って言われて(笑)

—–お茶やってる人は冬の間、他の仕事したりするんですか?

恵:そうだね。父も昔は山仕事してたよ。利くんも今の会社に行かなかったら親戚の会社だったかな。

利:そうだねー。そっちでも声かけられたけど、先に今の所に声かけられてたから…。

川根の子育てについて。「同級生」が独特?

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—–近所に同世代の人って何人かいらっしゃるんですか?

恵:同じ子育て世代は近所にも何組かいるよ。

利:やっぱり家山地区が人数多いよね。家山には「ちゃいるど」(子育て世代型住宅)もあるし。

恵:さすがに市街地みたいに何十人てわけにはいかないけど、子どもが少ない分、子どももその家族もお互い顔がわかるから安心感はあるよ。

利:保育園とか学校以外にも、イベントとか買い物でもよく会うもんね。

恵:もともと川根出身の親も多いから、同級生の子どもがまた同級生だったり(笑)

—–現在、川根地区は保育園・小学校・中学校とも1カ所ですが、恵さんはそのような環境で育ってどうでしたか?

恵:私の頃は町内の保育園は4か所、小・中学校は笹間にもあったから2校ずつあったんだよ。
  まあ、長い人は保育園から中学までずっと一緒だよね。

利:そー、衝撃受けたもん最初。

恵:私は、「同級生」っていうと、すごく近い関係なんだけど、それは独特なのかな。

利:そうだね。自分なんか幼稚園・小・中・高校で、それぞれ全部人間関係リセットで、きてるから。

恵:川根みたいな環境だと人間関係が固定化されちゃうかな、とか心配する人もいるかもしれないけど、
川根の子ども達を見てると、本当に仲が良くてのびのびと育ってると思うよ。

▼参考サイト

島田市立かわね保育園

島田市立川根小学校

島田市立川根中学校

移住後の生活は? 家庭菜園についても。

—–お二人は野菜畑もやってますけど、移住希望者の方も畑をやりたい人が多いんです。

恵:私は本を読んでいろいろ試してみたり。

利:なかなか野菜作りも熱心にやってるよね。

恵:いい野菜ができると面白いよ。若いのに野菜作ってると、近所のおばあちゃん達に褒めてもらったり(笑)

利:ただ、お茶時期はどうしてもほったらかしになっちゃうねー。

恵:やっぱりお茶が大事だし、子どもまだ小さいからね。一緒に収穫は楽しいけど。
 今は自分の家で食べる分だけだから、割といろいろ冒険できるというか試せるのがいいですよ。
 珍しい野菜やいろいろな品種を育ててみたり、たい肥を手作りしてみたり。
 旬になると一度にたくさんできるから、ご近所や親戚に配って、逆に作ってない野菜貰ったりと物々交換もさせてもらったり。
 菜園を通したコミュニケーションも楽しいですよ。

—–これまでのお二人の話をまとめると、移住する際に課題になるのが「住居」と「仕事」ですかね?

恵:そうだね、住居と仕事がなきゃしょうがないよね。

利:自分たちはどちらも、何かと「ツテ」の力が大きかったね。
川根で暮らすにあたって、そういうツテを得るために、ご近所付き合いをしてみるとか何らかの団体に入ってみるのもいいし。 やっぱそういう所に入るのって最初はちょっと億劫っていうか、入る前は実態がどうなのか分からないんだよね。
 それでもそこで止まっちゃうより、とりあえず飛び込んでみるのもいいと思います。
自分は今、5つくらいの組織や団体に所属しているけど、そこで知り合った人から「イベントでお茶売ってみませんか?」って声かけてもらったり、本業につながるような話をもらえることもあったよ。

恵:うちは商売柄、人のツテに頼ることが多いから。それでなくても色々な面で豊かに生活していくためには、人とのかかわりを大事にしたいね。

▼恵さんが書いている萩下製茶のブログ

お茶の清水園・萩下製茶〜茶のめぐみブログ〜

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