海外から島田市へ。初めての出産と子育て 移住者ブログvol.5

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今回インタビューしたのは、ネパール出身の藤田スリーさん。
11年前に島田市へ引っ越してからのお話を聞きました。

友達はゼロ、言葉の壁…。支えてくれたのはご近所さん

静岡市で留学生として日本語を勉強していたスリーさんは、結婚を機に島田市に引っ越してきました。
初めて島田市に来たのは夜で、たくさんのビルで明るい静岡市からバイパスを降りて家までだんだん暗くなる道中に心配になったそう。
日本語は勉強していたものの、島田で実際に話されている日本語にはなかなか馴染めませんでした。引っ越した当時は国際結婚生活、出産、子育て、すべてが初めてだらけで友達もいなくて不安があったといいます。

そんな不安を解消してくれたのは、挨拶をきっかけに知り合った近所の農家さんたちでした。
当時は車も免許もなく、家にこもりがちだったというスリーさん。

そんな彼女を積極的に家に招き、家族のように接してくれました。スリーさんは島田の人たちの気さくさと気前の良さに大変驚き、優しさにどんどん心を開いていきました。

「初めて会った時も畑で採れたての野菜をくれたり、家に招いてくれたり。言葉が分からなくても地元のことを教えてくれて、今では子どもも仲良しで家族同然」とスリーさん。
島田での暮らしはご近所さんたちが大きな支えになっています。

子育てでつながったコミュニケーションの輪

ご近所さんとは仲良くなれたけれど、どうやって同世代の友だちを作っていけばいいんだろう、どうやって島田で子育てしていけばいいんだろう。そう思っていたスリーさんが、当時2歳の子どもと訪れたのが「きしゃぽっぽ」でした。

「きしゃぽっぽ」は0~3歳児向けの「つどいの広場」。島田市では、地域の公民館や公会堂を、子育て親子の交流や子育てに関する情報を提供する「つどいの広場」として開放しています。
スリーさんも、つどいの広場や2歳児クラブなどでたくさんのママ友と出会い、コミュニケーションの仕方も分かってきたのだそうで、「初めて子育てをする人や、ママ友がいない人にもオススメ」と話します。

「きしゃぽっぽには、市の職員がよく来てくれて話しかけてくれたので、色んな相談ができて助かりました。分からないことは積極的に聞く、挨拶をとりあえずしてみる、すると笑顔で返してくれてすぐ友だちになれる。そこからまた知り合いの輪が広がっていくんです。」

島田市は保育園や児童クラブも充実しているほか、「きしゃぽっぽ」をはじめとする子育て情報、公園やイベントのお知らせは、島田市子育て応援サイト「しまいく」で無料で検索・利用できます。

つどいの広場「きしゃぽっぽ」/しまいく

・島田市子育て応援サイト「しまいく」

今では島田を支えるお仕事も

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「島田市といったらやっぱり緑茶」とスリーさん。緑茶が好きなスリーさんは現在、市内のお茶屋さん「さすき園」や、英会話教室の教師をしているほか、島田市の国際交流協会での通訳のボアンティアなど、語学関係でも増えて大忙しな毎日を送っています。
さすき園では島田のお茶を地元の子どもたちにも知ってもらうため、自ら学校や幼稚園へ見学の企画や、島田の産業振興やPRに奮闘するなど、お店の重要な役を担うようになっています。

「今はすっかり島田人です」と誇らしげなスリーさん、島田に来た人をおもてなしできるよう、仕事でもコミュニケーションを大事にしています。

静岡島田 お茶のさすき園

子どもたちと地元をエンジョイ

現在11歳と8歳の子どもがいるスリーさん。
休みの日に遊びに行くのは?との質問には「景色のいい蓬莱橋や、運動施設やアスレチックがたくさんある中央公園」と答えてくれました。蓬莱橋は世界一長いとしてギネスブックにも登録されている木造の橋。自然に囲まれた中央公園。そしてスリーさんが働くさすき園の「さすきランド」も、子どもたちのお気に入り。スリーさんの仕事姿を見るのも好きなのだそう。

世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」/島田市

中央公園/島田市

地元を代表する人気グルメ「炭焼きレストランさわやか」や、地元で取れた魚が食べられる寿司屋などによく行くなど、遊びもグルメも島田を満喫しています。

移住を検討している方へ

島田市に引っ越してスリーさんがもっとも実感したのは「島田市は車移動が基本!」ということ。住み始めた当初は車もなく、子連れでの移動に苦労したそうですが、今では自分の運転でお出かけを楽しんでいます。
「車があれば東名、新東名も、バイパスに乗るのも近くて便利な場所。今では簡単に名古屋や東京にもおでかけできるようになりました。」

そして、スリーさんにとって島田は「面白いところ」とも話してくれました。
「知らない人と出会っても、公園やお散歩で一度挨拶した人は、二度目に挨拶した時にはもう不思議と知り合いに自然となっていることが多いですね。三度目はもう完全に知り合いです。」

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